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ギャル文化を読み直す —「身体表現」と「場」から、現代につなげて考える|Think of Fashion® 69
ギャル文化は、なぜ人を惹きつけたのか。身体と場から、その文化を読み解く。
1990年代末から2000年代初頭にかけて、渋谷を中心に展開したギャル/ギャル男文化。
それはしばしば、派手なファッションやメイク、時代を象徴する流行として記憶されています。
しかし、ギャル文化の中にあったのは、見た目のインパクトだけではなかったのではないでしょうか。
本企画では、ギャル文化を平成カルチャーの懐古としてではなく、
「身体表現」と「場の生成」という観点から読み直し、
現代の社会や文化にどう接続できるのかを考えます。
<イベント内容>
本イベントでは、
ギャル/ギャル男文化を当事者経験と研究の両面から見つめてきた荒井悠介さん、
元ヤマンバ当事者として、現在はその文化を美術史やアーカイブの観点から捉え返している近藤智美さんを迎えます。
お二人の対話を通じて、
・身体を通じて自分を表現すること
・実際の場に人が集まり、見て見られながら関係をつくること
・その場から独自の価値観や文化が立ち上がっていくこと
について考えていきます。
またトーク終盤には、 『ガングロ族の最期』著者であり、ギャル文化研究を行っている久保友香さんよりコメントをいただく予定です。
平成カルチャーを振り返るだけではなく、
身体を使って自分を表現すること、そして実際の場に人が集まり文化が生まれることの意味を、あらためて考える機会となればと思います。
<この講座で考えたいこと>
・ギャル文化は、どのような身体表現だったのか
・人が実際の場に集まり関係をつくることは、文化に何をもたらしていたのか
・ギャル文化を「見た目の記号」ではなく「実践」として読み直すと何が見えてくるのか
・その実践は、現代の社会や文化にどうつながるのか
・記録されにくい若者文化を、現在どのように残していけるのか
<こんな方におすすめ>
・ファッションとカルチャーの関係について理解を深めたい方
・若者文化やサブカルチャーを、社会や歴史の視点から捉え直したい方
・デザイナー・企画職として、身体表現やコミュニティが生み出す価値観に触れたい方
・ファッションを通じた自己表現や「居場所」のあり方について考えたい方
・平成カルチャーを懐かしむだけではなく、現代とのつながりを考えてみたい方
・文化がどのように生まれ、人と人との関係の中で育まれていくのかに関心のある方
<開催概要>
日時:2026年6月14日(日)14:00~16:00
トーク 14:00〜 ネットワーキング 15:30~
会場:NONLECTURE books/arts
東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ZERO GATE B1
会費:2,500円(別途、会場にて1ドリンクオーダーが必須になります。)
<登壇者 プロフィール>
荒井悠介
1982年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)、専門社会調査士。
現在、明星大学人文学部人間社会学科准教授。専門は社会学、若者文化研究、メディア研究。
2000年代初頭、渋谷センター街入口を拠点とするイベサー「ive.」の四代目代表を務めた。その後、ギャル文化を背景にもつ渋谷の教育機関「BLEA」において教育活動に携わりながら、渋谷のギャル・ギャル男を中心としたイベサー文化の終焉までフィールドワークを行った。現在は、若者のサブカルチャー経験とその後のライフコース、ならびに若者文化やSNS利用を対象として、フィールドワークやインタビュー調査を通じた研究を行っている。
主著に『若者たちはなぜ悪さに魅せられたのか―渋谷センター街にたむろする若者たちのエスノグラフィー』(晃洋書房、2023年)、『ギャルとギャル男の文化人類学』(新潮社、2009年)など。近著に「居場所で得る資本―若者はストリートの『学校』でどのような資本を得たのか」(『現代思想』53巻4号、2025年)など。
読売新聞インタビュー記事:(https://www.yomiuri.co.jp/national/20231127-OYT1T50168/)
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近藤智美
広島県生まれ/東京都在住
夢日記や主観的体験の記憶から実感した事を起点に、美術史と個人史を接続させ、絵画を中心に発表している。創作と並行して 2000 年代ヤマンバギャル文化の研究、アーカイブを行う。
*ヤマンバ・・・1999年から2004年頃まで渋谷を拠点に、限界まで焼いた黒い肌にアフリカの仮面のような化粧と 派手な髪色が特徴のギャルから派生した極北的スタイル。ヤマンバと言われる第一次世代が2000年頃衰退し、2003年頃第二次世代が台頭する。作者は「マンバ」と言われる第二次世代にあたる。
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コメントゲスト プロフィール
久保友香
メディア環境学者
1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など経て、独立。2008年『3DCGによる浮世絵構図への変換法』でFIT船井ベストペーパー賞受賞。2015年『シンデレラテクノロジーのための、自撮り画像解析による、女性間視覚コミュニケーションの解明』が総務省による独創的な人向け特別枠「異能(Inno)vation」プログラムに採択。
著書に『「盛り」の誕生-女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識-』(太田出版、2019年)。『ガングロ族の最期-ギャル文化の研究-』(イースト・プレス、2024年)
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主催
FashionStudies®
FashionStudies®は、ファッションを社会・芸術・科学・経済・技術など多角的な視点から捉え、ファッションを「知の体系」として学び、実践的な学びのプラットフォームです。
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